こんにちは。ころすけです。
羽田空港と言えば、日本で離着陸回数が最も多い空港です。
2010年に国際線の運航を再開して以来、離着陸回数もさることながら海外エアラインの就航も多く、様々なロゴの飛行機を見ることができます。
羽田空港は滑走路が4本もあり、それゆえに離着陸する飛行機を見るスポットも多く、公共交通機関でのアクセスが難しい穴場スポットも数多くあります。
実はこれらのスポットですが、レンタサイクル(バイクシェア)をうまく活用すると比較的手軽に、費用を抑えて訪れることが可能なのです。
本記事では、レンタサイクルを活用して訪問できる羽田空港の飛行機観賞スポットの紹介と、レンタサイクルの活用術を紹介します。
羽田空港の穴場写真スポット。北側の埋め立てエリアがおすすめ!
離着陸する飛行機を間近で見る場合、当然滑走路の近くがベストポイントとなるわけですが、羽田空港は東から南側の大部分を海に面しているため、滑走路に近づけるポイントは限られています。
そんな中で、空港北側の埋め立てエリアはA、C、Bの滑走路の延長線に近い好スポットです。
埋立エリア自体は空港関連の施設はなく、物流倉庫などがメインのエリアのため、穴場的なスポットと言えます。
その中でも城南島、京浜島の2つの埋め立て島は、空港を望む位置に公園も整備されており、飛行機観賞の好スポットとして知られています。
城南島海浜公園
埋め立て島の1つである城南島にある城南島海浜公園は、B滑走路に着陸する飛行機とC滑走路から北向きに離陸する飛行機を近くに見ることができます。
特にB滑走路に着陸する飛行機はほぼ真上を低高度で通過するため、着陸機の大きさ、エンジン音の迫力に驚くほどです。
B滑走路への着陸の様子。ほぼ真上の低い高度を飛行機が通過していきます。↓
滑走路を示す進入灯の橋が目の前にあり、これに沿って着陸していく飛行機の後ろ姿も臨場感があります。↓
C滑走路からの離陸機の様子。離陸機は離陸後すぐに右旋回するのが特徴です。↓
京浜島つばさ公園
京浜島にある京浜島つばさ公園も、城南島と同じくB滑走路への着陸機、C滑走路からの離陸機を近くで見ることができます。
城南島よりも滑走路側に位置しているため、B滑走路に着陸する飛行機のタッチダウンをほぼ真横に捉えることができます。↓
C滑走路を離陸する飛行機。離陸後すぐに右旋回しますが、城南島と異なり機体下面側を向けるアングルになります。↓
また、時間帯によりA滑走路とC滑走路に北側から着陸する場合(RWY16着陸)があるのですが、京浜島はちょうど両滑走路の間にあるため、この場合は両滑走路に降りていく飛行機が見えます。(写真なし)
レンタサイクル活用術!ドコモ・バイクシェアがおすすめな理由
飛行機観賞の穴場スポットである埋め立てエリアですが、交通のアクセスが非常に悪いのが難点です。
最寄りの京急、東京モノレールの駅から5kmほど離れており、基本的には自家用車で訪れるようなエリアです。
路線バスもあるようですが、こちらも時間の融通があまり効きません。
そんな中で、自転車のレンタルサービス、特にドコモ・バイクシェアを利用するのが非常にリーズナブルなので紹介します。
羽田空港周辺スポットにポート多数。乗り捨て可能
バイクシェアをお勧めする第一の理由は、最寄りの鉄道、モノレールの駅前の他、先ほど紹介した穴場スポットにも貸し出し・返却ポートが設置されている点です。
自転車はサービスエリアのポートであればどこでも返却可能ですから、行きと帰りで違う最寄り駅を使うとか、城南島から京浜島への移動だけに使うとか、都合に合わせた借り方ができます。
料金はたったの165円/30分
料金は30分ごとの設定で、165円/30分と非常に安く利用することができます。
城南島や京浜島から最寄りの駅までが大体25分ぐらいなので、片道165円で使用できると考えることもできます。
電動アシスト付きなので移動が楽
シェアする自転車は全て電動アシスト付きなのもありがたいところです。
城南島や京浜島は埋め立て地のため周辺に橋が多く、首都高のジャンクションとも交わるため、スロープ付きの歩道橋もいくつか通過することになります。
このような坂道であっても、電動アシストがあればほとんど負担を感じることなく自転車移動ができるので、これは大きなメリットです。
羽田空港スポット巡りの利用例。こまめに返却すれば1000円以下!
以下は実際に利用することを想定した、埋め立てエリアのスポットを巡るルート例です。
埋め立てエリアに向かう場合、京急線の平和島駅、東京モノレールの流通センター駅、昭和島駅がまず入り口になるかと思います。
これらの駅全てにバイクシェアのポートが設置されています。
ここから例えば以下のように城南島と京浜島を巡るルートを想定してみます。
①平和島駅→城南島海浜公園(約25分 165円)
②城南島海浜公園→京浜島つばさ公園(約20分 165円)
③京浜島つばさ公園→昭和島駅(約15分 165円)
ポイントは移動ごとに自転車をポートに返却して、次の移動の際に再度貸し出しを受ける(観賞スポット滞在中の利用料を発生させない)点ですが、埋め立てエリアをぐるっと回っても合計で495円しか掛かっていません。
レンタカーを借りるよりは格段に安いですし、バス移動と比較しても自分の好きなタイミングで自由に移動できるので、非常に使い勝手がよいことが分かります。
欠点としては、区間ごとの移動に30分以上かかってしまうと余計に165円が必要になる点ですが、たったの165円と考えれば大したデメリットでもないはずです。
バイクシェアサービスは以下のサイトからアカウント登録をし、スマホのアプリから使用直前でも貸出予約をすることができます。↓
長時間使用の場合は1日パス(1650円)の購入もアリ
返却・貸し出しが不慣れであったり、周辺の道に不慣れで時間が掛りそう、長時間自転車を占有して絶えず移動できるようにしたい、といった場合には1日パスを購入するのも手段です。
こちらはアプリのアカウント契約からではなく、ウェブサイトから別に購入する形になるようですが、1650円で利用することができます。
足を伸ばして第3ターミナルに向かうのもアリ
ここまで紹介したスポットは空港北側の埋め立てエリアでしたが、空港南西側の第3ターミナル周辺にも飛行機観賞スポットがたくさんあります。
具体的には、歩道の目の前にある駐機スポットとして有名な981番スポットや、B滑走路を眺望することができる羽田イノベーションシティなどです。
羽田イノベーションシティ周辺にもバイクシェアの返却スポットがあるので、埋め立てエリアから足を伸ばして、同時に訪問するのもアリだと思います。
この辺りは京急・東京モノレールの天空橋駅、京急の穴守稲荷駅が最寄りにあるので、そのまま帰路に就くことが可能です。
飛行機が信号待ちをしているように見えることで有名な981番スポット。↓
羽田イノベーションシティは商業施設ですが、B滑走路を眺望できる展望台(足湯付き)があります。↓
羽田空港の離着陸方向。風向きに注意してスポットを選びましょう
羽田空港は滑走路が4本もあり、風向きや時間帯によって使用する滑走路と向きを使い分けています。
離陸なのか着陸なのか、飛行機をお好みの場面・角度で見るには滑走路の運用方法について把握しておくと便利です。
羽田空港の滑走路は以下の3パターンで使い分けられているので、参考にしてみて下さい。
①北風運用
②南風運用
③南風運用(15:00~19:00)
終わりに
いかがでしたか?
羽田空港は非常に大きな空港で、3つあるターミナルビルにもそれぞれ展望デッキが設けられています。
ですが、その大きさゆえに、ターミナルビルからでは離着陸する飛行機から遠すぎてしまう場合もあります。
関東近辺に住んでいないと、なかなか空港周辺スポットに足を運ぶ機会はないかもしれません。
ですが、うまく時間を作れば数時間程度で展望スポットを訪問することも可能なので、興味がある方はぜひ、羽田空港の穴場スポットを訪れてみてはいかがでしょうか?
以上!