飛行機

機内サービスの無料ドリンクを比較。国内各エアラインの特徴は何?

こんにちは。ころすけです。

飛行機に搭乗した際の楽しみの1つと言えば、機内サービスのドリンクではないでしょうか?

国内線の普通席では、食事の提供こそないものの、ドリンクのサービスがあるかないかでは満足度が全く異なるかと思います。

「CAさんによる機内サービスも含めて飛行機に乗る醍醐味」と感じていらっしゃる方は多いのではと思います。

そんなドリンクサービスですが、LCCのようなローコストキャリアを除いて、無料で提供されます。

ですが無料であるがためか、どのようなメニューがあるか分からずに「とりあえずコーヒー」と頼んでしまう人も多いのではないでしょうか?

国内線は機内サービスの大部分がドリンクサービスですから、各エアラインでそれぞれ力の入れどころやオリジナリティが異なるのです。

今回は国内各エアラインの無料ドリンクサービスの特徴について、比較してみたいと思います。

機内サービスの飲み物を比較。国内各エアラインの特徴は何?

JALグループ

JALグループのサービスは、本体であるJALも含めてグループ会社で共通ですが、北海道エアシステム(HAC)と琉球エアコミューター(RAC)では飲み物のサービスを提供していません。

ドリンクサービスあり
JAL
J-AIR(JAL便名)
日本トランスオーシャン航空(JTA・一部JAL便名)
日本エアコミューター(JAL便名)

ドリンクサービスなし
北海道エアシステム(HAC)
琉球エアコミューター(RAC)

北海道エアシステムは道内の短距離路線、琉球エアコミューターは沖縄・南西諸島の短距離路線で飛行時間がいずれも40分程度と短いですから、ドリンクサービスを実施していないのです。

また、ドリンクサービスありの運航会社であっても、飛行時間が短い路線ではサービスを行っていない場合があるので注意が必要です。

ドリンクサービスのある便については、以下の無料ドリンクを選択できます。

国内線全クラス共通
・オリジナルコーヒー(JAL CAFÉ LINES)
・JALオリジナルドリンク
・アップルジュース
・コカ・コーラ
・緑茶(綾鷹)
・ミネラルウォーター
・コンソメスープ
・温かい緑茶
・充実野菜 緑の野菜ミックス(クラスJのみ)

国内線ファーストクラスのみ提供
・オリジナル煎茶
・日本酒
・シャンパン
・スパークリングワイン
・ビール(サッポロ エビス、サントリー プレミアムモルツ、アサヒ スーパードライ、キリン一番搾り)
・焼酎(芋)
・サントリー角ハイボール
・ワイン(赤・白)
・レモンサワー
・今月のおすすめドリンク
・オレンジジュース
・ペリエ
・コカ・コーラZERO
・からだ巡茶
・サントリー オールフリー
・紅茶
・煎茶
・ほうじ茶

JALは国内線ファーストクラスを売りにしていることもあって、ファーストクラスのサービスが普通席/クラスJと比較して、格段に充実していることが分かります。

こだわりの品「JAL CAFÉ LINES」

JALグループ便のドリンクサービスの中で、ホームページでも”こだわりの品”として紹介されていたのが、「機内で本当に美味しいコーヒーを楽しんでいただきたい」をコンセプトとして銘打ったJAL CAFÉ LINESです。

JALホームページより(JAL CAFÉ LINES)JALホームページより

日本が誇るコーヒーの匠、川島良彰氏の全面協力のもと共同開発されたオリジナルコーヒーで、産地を厳選した上質なコーヒーを味わえます。

提供される豆の種類は、座席クラスによって若干異なります。

国内線ファーストクラス
COFFEE HUNTERES「ペルー カトゥーラ デュエット」(アラビカ種カトゥーラ亜種)

普通席/クラスJ
アラビカ豆100%

JALオリジナルドリンク「スカイタイム」

さらにJALでは、1992年からオリジナルドリンク「スカイタイム」を提供しています。

スカイタイムは1992年に誕生した「スカイタイム キウイ」から始まり、「スカイタイム ゆず」「スカイタイム シークワーサー」「スカイタイム キウイ(復刻版)」と経て、現在は5代目である「スカイタイム ももとぶどう」が提供されています。

JALホームページよりJALホームページより

ANAグループ

ANAグループではANA、ANAウィングス(ANA便名)の運航で、以下の無料ドリンクが提供されています。

国内線全クラス共通
・オリジナルコーヒー
・ANAオリジナル ビーフコンソメスープ
・アップルジュース
・日本茶(温/冷)
・ミネラルウォーター

国内線プレミアムクラスのみ提供
・日本酒
・シャンパン
・スパークリングワイン
・ワイン(赤/白)
・ビール(サントリー プレミアムモルツ、サッポロ プレミアムエビス、アサヒ スーパードライ、キリン一番搾り、オリオンビール)
・角ハイボール
・サントリー オールフリー
・オレンジジュース
・ペリエ
・ペプシコーラ
・ペプシコーラ ゼロ
・紅茶
・期間限定ドリンク

ANAでも、やはり国内線の上級クラスであるプレミアムクラスのラインナップが格段に充実していることが分かります。

ANA オリジナル ビーフコンソメスープ

ANAドリンクサービスで有名なのは、ぎゅっと濃縮した味わいが特徴の「オリジナル ビーフコンソメスープ」でしょう。

機内サービスとしてだけでなく通販の商品としても販売されているため、自宅で楽しむのはもちろん、贈り物にも最適です。

さらにチャーハンや卵かけご飯の調味料としても紹介されるなど、非常に人気が高いので、ぜひ一度機内でお試しいただいてはいかがでしょうか。

ANA FESTAホームページよりANA FESTAホームページより

オリジナル ビーフコンソメスープの通販はこちらから↓

ANA オリジナルビーフコンソメスープ3箱セットANA オリジナルビーフコンソメスープ2箱セット

 

 

スカイマーク

スカイマークはいわゆるLCC(ローコストキャリア)ではありませんが、低価格運賃を売りにしていることもあり、機内ドリンクサービスのほとんどは有料です。

ですが、幹線路線ではコーヒーの無料サービスが提供されています。

スカイマークははネスレ日本株式会社と提携を結んでおり、同じくネスレ株式会社の「キットカット」も無料でサービスされます。

スカイマークホームページよりスカイマークホームページより

AIR DO

エアドゥの無料ドリンクメニューは以下のとおりです。

・ブレンドコーヒー(珈房 サッポロ珈琲館)
・オニオンスープ(北海道北見地方産のたまねぎ使用)
・緑茶(綾鷹)
・ミネラルウォーター(北海道大雪山 ゆきのみず)
・アップルジュース

エアドゥホームーページよりエアドゥホームーページより

北海道にネットワークを敷くエアラインらしく、地元北海道の素材や企業とリンクしたサービスが提供されているのが特徴ですね。

ソラシドエア

ソラシドエアの機内無料ドリンクサービスは以下のラインナップです。

ホットドリンク
・ホットコーヒー(スマイルブレンド)
・アゴユズスープ
・ハーブティ

コールドドリンク
・お茶
・アップルジュース

ソラシドエアはUCCとコラボしたオリジナルコーヒーを“スマイルブレンド”のブランド名で提供しています。

ソラシドエアホームページよりソラシドエアホームページより

スターフライヤー

スターフライヤーでは以下のドリンクメニューを無料で提供しています。

・タリーズコーヒー(オリジナルブレンド)
・アップルジュース
・冷茶(福岡の八女茶)
・ミネラルウォーター

スターフライヤーでは、タリーズコーヒーと提携してオリジナル商品を提供している点がポイントですね。

スターフライヤーホームページよりスターフライヤーホームページより

フジドリームエアラインズ

名古屋小牧空港を拠点にリージョナルジェット(ERJ170/175)を運航するフジドリームエアラインズでも無料のドリンクが提供されています。

・ホットコーヒー(カルディーファーム/トミヤコーヒー)
・リンゴジュース(アサヒ バヤリース)
・緑茶ホット/コールド(ハラダ製茶)
・緑茶コールド(伊藤園)

FDAホームページよりFDAホームページより

元々、静岡県を拠点として設立されたエアラインであり、トミヤコーヒーやハラダ製茶といった地元静岡の企業からサービス品の提供を受けているのが特徴です。

さらにドリンクではないですが、FDAでは国内線では珍しくパンやお茶菓子が標準サービスに含まれています。

パン/お茶菓子の無料サービス
・クロワッサン(早朝の特定便限定)
・チョコレート菓子(シャトレーゼ)
・静岡産茶葉使用の飴(馬場製菓)
・ういろう(青柳総本家)

サービスされるパン/お茶菓子は搭乗便により都度異なるので、提供されたものに合わせてドリンクをチョイスするのが良いかもしれませんね。

IBEXエアラインズ

仙台、名古屋(中部)、大阪(伊丹)を中心にリージョナルジェット(CRJ700)を運航するIBEXエアラインズのドリンクサービスは以下のとおりです。

・ホットコーヒー(IBEX ORIGINAL BLEND)
・100%アップルジュース
・緑茶 ホット/コールド
・コンソメスープ

コーヒー、緑茶以外でホットドリンクの選択肢にコンソメスープがあるのが嬉しいですね。

さらにIBEXエアラインズのコーヒーは、UCCと共同開発したオリジナル製品です。

IBEXエアラインズホームページよりIBEXエアラインズホームページより

オリエンタルエアブリッジ

長崎、福岡を中心にローカルなネットワークを築くオリエンタルエアブリッジですが、機内のドリンクサービスについてホームページでの案内はありませんでした。

元々、シートベルト着用サインが消灯する時間が極めて短い路線を運航するエアラインなので、基本的にドリンクサービスはない場合が多いようです。

ですが、近年は共通事業機としてANAウイングスのDHC-8-Q400を使用した比較的長い路線を運航しており、便によってはANAのサービスに準じてコーヒーやお茶、コンソメスープが提供されています。

天草エアライン

天草エアラインも飛行時間20分程度の非常に短い路線が中心のため、ホームページにも機内ドリンクサービスについて案内はありません。

ですが長距離路線である熊本-大阪(伊丹)便においては、パック式ドリンクのサービスが提供されています。

終わりに

いかがでしたか?

コーヒーやお茶のように一見どこも同じサービスのように見えても、企業と共同でオリジナル製品を提供していたり、地域ゆかりの企業と提携してサービスを提供していたりと各社ごとに特色があるのですね。

飛行機を利用する際には、事前に利用するエアラインが力を入れているドリンクをチェックして、機内で味わってみてはいかがでしょうか?

 

以上!

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